2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

大賀ハス

大賀ハス 昨年大賀ハスを観に行った。行ったのは良いが、盛りを過ぎていて期待外れに終わった。今年こそと、張り切って出掛けてみた。 昨年は場所がわからず、右往左往したが、今年は道に迷うことなく、すんなりついた。コロナ禍であったが、見物客は次から…

野球部物語 18

ツバキノミ キノコ 練習が遅くなる日、監督の自宅に泊まることで楽になった。下宿代をと尋ねたが要らないの一点張りで、しつこく尋ねると怒られた。米や野菜は黙って受け取られた。 二カ月、師弟の共同生活は終わった。泊まった時は、朝食、弁当、夕食は監督…

野球部物語 17

ネジリハナ ザクロ 監督は自主性を熱く語られたが、中学生には手を取り足取り、厳しい指導を望んでいた。今までの「俺についてこい」と、スパルタ式練習とは真逆であった。 今思えば、監督は太平洋戦争を経験されて、考えない、もの言えない、従うだけの環境…

野球部物語 16

アジサイ キスゲハナ 野球が実力がついて、上手くなるのは、秋、冬の練習をコツコツ努力することだ。私は主力の3人が辞めた後、気が抜けて熱が入らなくなった。 監督が、見かねて単身赴任先の自宅に招いてくれた。毎日暗くなるまで練習していた私には渡りに…

立田山散策

ユウカリ ツルハナナス 今日は立田山散策の日である。コロナ禍で、散歩の会の行事でなく、あくまで自由参加である。未明から降り出した雨は、早朝には小雨になっていた。 中止もやむを得ないと覚悟していたが、山友Tさんから決行の連絡が入った。雨の散策も…

野球部物語 15

2~3回で終わる予定だった私の野球部物語15回を迎えるに至った。今までは苦しいながらも、頑張ればどうにかなる、楽しい思い出でであった。 レギュラー3人、それも守備のかなめである、サード、ショートキャッチャーが辞めると言う。家庭、進学の事情は…

ワクチン接種

昨日ワクチン接種を受けた。朝から、ワクチン注射を受けるのが憂鬱であった。出来るならワクチン接種は受けたくないが、同調圧力を跳ね返す度胸はない。 私は注射が嫌いである。誰も注射が好きな人はいないだろうが、私は特別嫌なのである。皮下注射だろうが…

知の巨人

ネムノ木 梅雨の中休み、いい天気が続いている。注射は嫌いだが、コロナワクチン接種は待ちに待っていた。副反応は気にならない訳ではないが、緊張している。 一世を風靡した、才能ある有名人が次ぎ次ぎ天国に召されている。寺内たけし、小林亜星、知の巨人…

野球部物語 14

ネムノ木 キャプテンとして初めて夏合宿に臨んだことは、60年前の様子が生々しく目の前に現れる。触れたくないが、素通りする訳にはいかない。 合宿の生活は、前項に描いた通りだが、その中の一番の行事は肝試しである。学校の裏山、皿木ガ丘は校歌に謳わ…

野球部物語 13

夏合宿が終わると、2学期から自主練習とは名ばかりで、サボる部員が多くなった。それでも2年生は今度は我々の番だと張り切ってグランドに立っていた。 工夫しながら、順調に行っていた野球部に激震が入った。足も速く、運動センス抜群、走攻守揃ったW.S君…

野球部物語 12

私の野球部の活動は残り1年になった。来年の夏合宿までが、最後の部活動になる。当時は感傷的な思いはこれっぽちもなく、キャプテンとしてまとめていくことしか頭になかった。 キャプテンやエースとしての自覚が芽生え、張り切っていた事i以外、夏合宿、そ…

野球部物語  11

昨日食べた夕食のメニューは思い出せないのに、60年以上前のことがに生き生きと思い出される。高齢者現象と言われているが、その先には進まないことを願っている。 夏合宿の前、ポジション決めが待っている。自主性を重んじる監督は、いつも練習している部…

野球部物語 10

大会が終わって、審判団の訪問を受けた。大会の善戦で田舎チームの指導に訪れたのだ。野球の基本を丁寧に指導してくれた。 我々の実力が認められたと喜び合い、今度は矢部郷大会優勝だと練習に熱が入った。自主練種は楽しいものであった。 運動会の部活紹介…

野球部物語 9

ネムノ木 早朝、学校に集まり、路線バスで開会式場に向かった。日ごろバスに乗る機会もない。まるで旅行に行く気分ではじゃいでいた。 それは会場につくまでで、みな強豪校に思え、ユニホームは見事に決まってかっこよかった。我がチームはどう見ても田舎チ…

野球部物語 8

新一年生が大量入部してきた。部活動は野球とバレーボール部の2部しかないので選択肢がもともと限られていたのである。 教頭O監督は練習に顔を見せるだけで校務戻られる。、本当に自主性が試される練習になった。中学生には荷が重すぎる。ガミガミ怒鳴られ…

野球部物語 7

担任でもあるH監督はダンディでおしゃれな先生であった。授業はネクタイ、背広で、ビシッ決めていた。教科は数学で厳しかった。 野球部への情熱を失ったのか、放課後の練習にはめったに顔お出さなくなった。上級生の退部で、連戦連敗が余程堪えたのであろう…

野球部物語 6

夏休みに一週間程度の野球部の合宿は、我が家から離れる初めての経験であった。不安を吹き飛ばす若さがあった、期待に胸を膨らましていたと言ううのが本当のことだろう。 歌が上手い人、料理が得意な奴、肝試しでは動じない心臓の持ち主、合宿はそれぞれの個…

田辺聖子  十八歳の日記

若き日は過ぎ去り易い けれども多彩であり、豊かなる収穫がある。 それ故に”若き日”は尊い。 田辺聖子の日記の書き出しである。18歳、戦争が激しくなり大学に入学したけれど、授業は無いし、する事もなく日記を付けだしたのである。昭和20年4月~22年…

背比べ

小学生のころ、地区の旅行で潮干狩りや、海水浴に行く機会があった。御船を通り過ぎる頃、山並みが丸みを帯びた飯田山が東の方に、とんがった金峰山が西に姿を現す。。 バスガイドは決まって背比べ、昔の民話を延々と披露する。以前に記聞きましたよと呟いて…

野球部物語 5

部活動に頑張ったのは、唯一、中学時代の野球部であった。高校、大学、ノンポリの自堕落な生活を送っていた。 厳しい練習に明け暮れた中学時代の野球部の事が、高齢になって懐かしく思い出される。苦い思い出、ちょっぴり恥ずかしい、顔が赤らむエピソードも…

青空食堂

熊本のコロナ感染が減少してきた。蔓延防止宣言の解除が、13日に決まった。やっと自粛生活に別れる時がやってくる。 連日30度を超す猛暑日が体力、気力を奪っている。蔓延防止解除まで閉じ籠っていたら精神に異常をもたらすとの結論に至った。 感染者が…

野球部物語4

野球部の大会は一学期に集中する。にわか仕立ての我がチームは群大会を皮切りに試合が組まれている。エースは3年生、キャッチャーは新一年生の私。 これで勝とうとは虫が良すぎる。群大会はコールドゲームの散々な結果になった。監督は怖い顔をして、落胆の…

野球部物語3

玉名 高瀬川菖蒲 玉名 高瀬川菖蒲 一年生でレギュラーに選ばれた。真新しいユニホーム背番号2番の貸与があった。嬉しい反面、練習は苦痛の連続であった。 キャッチャーは、守備のかなめであるが、練習中、一時も休まる暇はなく、バッターが空振りする度、ボ…

野球部物語2

メンバー18人に選ばれ、シートバッテング、ノックを受ける機会が与えられた。球拾いの毎日から逃れ練習が面白くなった。 レギュラーには程遠い実力で、遠征メンバー15人に選ばれることはなかった。ところが、幸運んはどこに落ちているか分からない。。 …

野球部物語1

私の野球物語を述べるには、枚数に限りがある中で、触りだけになる。野球物語を述べてみることにする。 セパ交流戦が始まり、テレビの前に釘づけになっている。私は根っからの野球が大好きである。巨人を贔屓にしていて、負けると、機嫌が悪くなり、やけ酒を…

少年法改正

少年法が改正された。改正された少年法に私は納得がいかない点がある。一市井の私が意見を言ったところで、施行される少年法が変わることはないが!! 疑問一、民法上、18歳から成人として扱われる。。成人年齢の引き下げである。当然、「保護者のいらない…

森の都

夏目漱石が第五高等学校に赴任するため上熊本駅に降り立った時に発した言葉である。「熊本は森の都である」。 熊本は木々の緑に覆われた町だったのである。木々の緑は暮らしの潤いをもたらす存在である。「森の都」は熊本県民の誇りである。 私は山登りが趣…

PC

私がパソコン(pc)を始めたのは60歳、商売をやめた時である。60の手習い、何でも見てやろう、聞いてやろう、触ってやろうの精神で挑戦したのである。 購入したメーカーに、パソコンのイロハを教えてもらったが、身についたのはニュースを見るぐらいで…

うつ病

精神力が弱いから、うつ病になると長い間思っていた。家族に甘えたり、自分に甘えたり、贅沢病とも思っていた。 貧乏人にはうつ病はいない、社会が豊かになったから精神病が増えたと、公言する精神病学者もいたほどである。 全米、全豪オープンテニスで優勝…

6月1日

昨日の今日は、今日の今日とは違う。ついでに言うなら明日の今日とも違う。毎日同じような暮らしをしているが、随分違う例えである。 今日は6月1日である。昨日は月末の31日である。31日と1日は同じ一日であるが随分違う。 31日は商売人には月の締…