知の巨人

f:id:sin0501:20210623131732j:plain


f:id:sin0501:20210623131538j:plain

ネムノ木

 梅雨の中休み、いい天気が続いている。注射は嫌いだが、コロナワクチン接種は待ちに待っていた。副反応は気にならない訳ではないが、緊張している。
 一世を風靡した、才能ある有名人が次ぎ次ぎ天国に召されている。寺内たけし、小林亜星、知の巨人立花隆さんが亡くなっていたと報じられた。
 立花さんは、文藝春秋の巻頭エッセイをながらく執筆されていた。私は立花さんの緻密な取材に裏打ちされた明解な分析に、何時も感心し、喝采を挙げていた。
 田中角栄研究は、今太閤ともてはやされ、飛ぶ鳥を射落とす勢いの田中角栄総理大臣を退陣に追い込んだ。筆の力を思う存分発揮できた事例である。
 テレビでは、ニコニコした話ぶりで、偉そうなそぶり、口ぶりは微塵もなく好々爺であった。ガンを患って、自分の身に起きたことをお惜しみなく伝え続けた。
 最近は、臨死体験脳死、人間とは何かを問い続けてられていた。最後まで知の巨人の姿勢を貫かれた。