泣き面に蜂

 今年は正月から能登地震が発生した。目出度く新年を祝っている最中、それも元旦に大震災が起こったのである。
石川に住んでいる、甥っ子に電話したら、裏山に避難しているとのこと、切羽詰まった緊張感が伝わってきた。

 大火災が輪島の中心街を焼きつくし、被害が予想以上に広がった。それでも少しづつ復旧、復興が進んでいたが、7月に能登半島に台風が襲い、豪雨被害が発生した。
こんな災害の時使うのは、能登の人々に不謹慎であるが、[泣き面に蜂」とはこのことである。我が家の解体、修理もままならないのに、豪雨が濁流となって街を飲み込んだのである。

 日本海に面した能登半島は、寒波、強風、豪雪、地帯である。冬の厳しさは想像に絶する。皆さん協力してこの冬を無事乗り切ってもらいたい。
熊本も急に冷え込んできたが、能登の人々の窮状を思えば大したことでない。今年はのこり10日を切った。物騒な事件が相次いでいるが、落ち着いて、健康第一で暮らしたいものである。