私がパソコン(pc)を始めたのは60歳、商売をやめた時である。60の手習い、何でも見てやろう、聞いてやろう、触ってやろうの精神で挑戦したのである。
購入したメーカーに、パソコンのイロハを教えてもらったが、身についたのはニュースを見るぐらいで、PCの機能は引き出せないでいる。
PC,「一人一台」、全ての小中学生に配備が完了すると文部省が発表した。小学一年生からPCを操作することは、デジタル社会に移行する構想だろう。
「ワクチン接種予約は孫に聞け」と政府、いとも簡単に予約をやってのける孫に、眩しく映った高齢者も多かっただろう。
年長者が、若者に教育するのが普通だったのが、デジタル社会では、年長者が若者に教えてもらうことが多くなる。
経験が有るからと言っても、尊敬されるとは限らない。新しいIT社会は、アナログ社会で育った者にとっては暮らしやすい社会と言えるだろうか。