野球部物語 8

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  新一年生が大量入部してきた。部活動は野球とバレーボール部の2部しかないので選択肢がもともと限られていたのである。
 教頭O監督は練習に顔を見せるだけで校務戻られる。、本当に自主性が試される練習になった。中学生には荷が重すぎる。ガミガミ怒鳴られるよりはましだが、管理される方が、気が楽である。
 新チームになって10日も経っただろうか、ただ何となく入部した一年生部員は練習をサボリだし、大半が辞めてしまった。球拾いの練習に嫌気がさしたのだ。
 以前は、教室まで行って引きとめていたが、自主性の尊重は新監督の方針である。そして自分の事が精一杯で下級生の面倒見る余裕はなかった。
 熊延鉄道沿線野球大会を皮切りに、野球シーズンに突入する。一回戦は忘れもしない熊本市の江原中学であった。
 熊本市のチームは洗練されて、戦う前から負けていた。田舎のチームと見下し、軽くあしらう態度がありありであった。野球は何が起きるか分からない。  つづく