2021-01-01から1年間の記事一覧

私は行き先を決めない旅が好きだ。山登りも練りに練った安全第一の登山は興味がない。出たとこ勝負が何倍か楽しい。無謀と言えば無謀で、いい大人のやることでないと、お叱りを受けそうである。 人生は旅である、旅は人生であると例えられる。人生が旅である…

初冬

この冬一番の冷え込みだったらしい。阿蘇乙姫がマイナス3℃を記録し、九州一の冷え込みだったと報じていた。 第4土曜日は恒例の散歩の会である。行事が入ると早起きする。朝食、洗濯、掃除、を早めに済ませ忘れ物はないかとチェックする。それでも忘れるの…

白煙

実家に帰省した。実家を継いでいる兄貴が倒れて3年、空き家にになっている。時々掃除にに行っているが、家は荒れ放題である。 今回、外国人夫婦に貸すことになった。甥っ子の決断に反対する理由はない。貸すことになると、家具、布団、もろもろの持ち物の処…

薪能

有意義な一日であった。午前中は熊本史談会主催の水前寺成趣園成り立ちの勉強会、午後から薪能の鑑賞で、知的欲求を満足させるものであった。 74年生きて来て薪能を鑑賞するのは初めてであった。新聞の片隅の小さな薪能の開催記事を見たのがきっかけであっ…

けんちんすいとん汁

コロナ禍、5カ月ぶりに料理教室は再開された。熊本県のコロナ感染者は4日連続ゼロを記録している。入院患者も1年4カ月ぶりゼロになった。 久しぶりの料理教室は、皆喜びに溢れていた。「元気だったですか」「元気が取り柄」、やはり仲間の顔を見て話せる…

院政

院政なる言葉は死語と思っていたが、令和の時代に復活するとは思いも及ばなかった。院政の言葉は、高校の日本史で学んだ知識程度だが、いいイメージはない。 自民党の最大派閥会長に、細田派を引き継いで、安倍元総理が就いた。これから堂々と政治の表舞台に…

ガソリン高騰

ガソリン価格が高騰している。電気自動車が普及したとは言え、まだまだ化石燃料ガソリンに依存している。家計を直撃して悲鳴をあげている。 リッター当たり170円超したら、物価安定の見地から政府が補助する仕組みになっている。ガソリンはなくてはならな…

美しき くじゅう

昨日、 歯医者さんにかかった時の話である。「何時も綺麗にしてくれて有難う」「どういたしまして」、「お蔭で美味しく栄養を摂っています」。他愛もない会話である。 「山を観たり、音楽、絵、映画を観たり聞いたり、、、心の栄養も大事ですね」とささやか…

料理教室

「自分の健康は自分の手で」と、高邁な志で料理教室に通い始めた訳でないが、連れ合いを亡くして、結果的に役に立った。 コロナ禍で休みになっていた料理教室が今月から再開されることになった。教室に通い始めて15年目になるが、いつの間にか最古参になっ…

家庭の味

ひと月、宅配弁当を頼んだことがある。独り者は食事作りが面倒でコンビニ弁当か、インスタント食品で済ますことが多くなる。 栄養のバランスを考えて、宅食を頼んだ。最初、夕食の心配がいらない宅食は独り者には便利で有り難いと思っていた。 ところが、4…

冬の初め

寒くなった。暦は嘘をつかない。高齢者は寒さが堪える。高齢者の有名人が次ぎ次ぎ鬼籍に入っている。瀬戸内寂聴さんが99歳であの世に旅立った。 友人が寂聴さんの講話集を購入した。聞かせてもらったが、人生の機微を面白可笑しく述べられていた。生きる指…

実家

先月実家を継いでいる甥っ子から電話があった。私から連絡することがあっても、甥っ子からは珍しいことである。 「実家を貸してもいいですか」、「好きなようにしたら」と返事をしておいた。私の持ち物、持ち家でないのに権利はない。 私が18年過ごした家…

スローライフ

未明から降り出した雨音を、布団の中から聞いていると気分が和む。天気の移り変わりは人間の心を感傷的にしたり、華やいだり、生活に潤いを与えてくれる。 車庫の掃除をしていたら、カタツムリがブロック塀にしがみ付いていた。これから寒くなって来たらどこ…

下剋上

昨日のマージャンはツキまくっていた。遊びとは解っていても気分がいいものだ。夕方から雨が降りだす予報の通りぽつりぽつり落ちて来た。次第に、嵐と思う程の激しい雨になった。 一夜明けると、昨日の嵐のような雨は嘘のように静かな朝だ。庭の植木は久し振…

バラマキ

国の予算が何に使われたのか、ハッキリわかるのが国民に現金給付することある。昨年国から10万円給付されたのは正直助かった。直ぐに散財してしまった。 経済効果が期待されたが、給付金の8割近くが貯蓄に回ったそうで、政府の目論見は外れた。それにして…

立冬

昨日は恵みの雨だった。久しぶりの雨、一雨ごとに寒くなり秋は終わり、本格的な冬に移行する。今日は立冬である。 寒くなると、温かい布団からなかなか抜けだせない。いつまで寝ていても何の問題はないが、規則正しい生活をしないと、だらしない生活になる。…

聞く力

総裁選を勝ち抜き、内閣総理大臣に選ばれた岸田さんのキャッチフレーズは、「聞く力」だ。菅前総理は口下手で、言葉が命の政治家としては失格である。 聞く力は、説得力を意味する。多弁や能弁はややもして独りよがりになり、相手の反応を無視することになり…

殿上人

恐れ多くも皇室について述べることは勇気がいる。ある県の市長が天皇の戦争責任に言及して、右翼から拳銃で撃たれた。一命はとりとめたが、この国には言論の自由はあるのか? 秋篠宮家長女眞子さまが意志を貫き、大学時代の同級生小室圭さんと結婚を果たした…

爆発

岡本太郎は、「芸術は爆発である」。文化の日、県立美術館別館に高校美術展を観に行ったが、高校生の美術、工芸に興味がある訳でなく、外の美術展と間違って来てしまったのだ。 慌て者の私はよく調べもせずやって来てしまった。悔しいやら、情けないやら自分…

文化の日

仕事を辞めて14年、習慣は身についている。眠いのを我慢しなくても何時までもたっぷり寝れる。時間は有り余っている。 明けの明星が東の空に輝いているまだ暗い内に目が覚めた。仕事もないのにそんなに早く起きて何をする。明けの明星の輝きをじっくり観よ…

秋山

黒岩山に登り、足腰の痛さ疼く度、見渡す限りくじゅう連山の雄大な景色が浮かんでくる。ススキの原、渓谷に轟く白煙、鮮やかな紅葉、筆致に尽くせない。 黒岩山山頂まで最初の急坂を乗り切ると、大して苦労する山でない。初心者でも簡単に登れる山である。対…

自民圧勝

政権選択選挙で自民党が圧勝した。私は自民党支持者でないが、日本の進むべき方向をしっかり示して欲しい。おめでとう。 今日から11月、新しい気持ちで、気を引き締めて過ごしたい。新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いて、普段の日常を取り戻したい。…

黒岩山~泉水山~長者原

牧ノ戸峠の駐車場は、紅葉シーズンを待ちかねた登山客の車で溢れかえっている。駐車場に入りきれない車は路上駐車を余儀なくされている。 早起きしてきたが、延々と続く路上駐車の列に並ばざるを得なかった。黒岩山は人気のない山だが、登山口が、九重連山と…

ファミリーヒストリー

NHK、ファミリーヒストリーは欠かさず観ている。親が子を想う深い愛情は海より深く、山より高い。ファミリーヒストリーに流れているテーマである。 堤真一さんは熊本がルーツだと番組の予告があった。県人愛の強い私はこれは見逃す訳にはいかない。 堤さんは…

植物学講座

熊本市立博物館の食物学講座第二回を受講した。コロナ禍で植物学講座は永らくお休みであったが、今日28日から再開された。 講師は私の娘より大分若いが、博物館の学芸員であり、植物の事についいては詳しい。解らないことはたちどころに答えてくれる。年下…

文化勲章

長嶋茂雄さんが文化勲章を受章したのには驚いた。学者、研究者、作家、芸術関係者から文化勲章は選ばれるものと思っていた。 スポーツを軽く見ていたわけでないが、スポーツも文化であると再認識した。今回9人の文化勲章者が出たが、文化勲章の大安売りに見…

爽やかな季節

ちょっと肌寒いが、爽やかな青空が広がっている。今日も何事もなく無事一日が過ぎることを願っている。東の空に向かって祈った。 炊き立てのご飯、味噌汁、納豆、お新香、朝食をゆっくり摂る。お茶を頂き、新聞を隅々まで読む。至福な時間が流れる。 晩秋、…

方丈記

方丈記の書き出しは、鴨長明の無常観をよく表している。「ゆく河の流れ絶えずして、しかももとの水にあらず、、、、、。」と続く。 平安時代から鎌倉時代、混沌した時代を生きた鴨長明の絶望の随筆が、「方丈記」である。人様の不幸は蜜の味がすると巷間言わ…

芸術の秋

芸術の秋である。芸術と言ったら絵画のゴッホ、ピカソを思い浮かべるが、それだけにはとどまらない。映画、音楽、等々範囲は広い。 ショパンピアノコンクールで日本人が2位と4位に入賞した。クラシックが日本に定着してまだ歴史が浅いのに、堂々と世界に伍…

実りの秋

自主参加の立田山散策に出かけた。山に行く時は決まって早く目が覚める。楽しいことは脳が覚えているかもしれない。 家でゴロゴロした生活をしていると、月一回の立田山散策は、運動不足、気分転換になくてはならない貴重な場である。11月から、正式な友の…