実家

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 先月実家を継いでいる甥っ子から電話があった。私から連絡することがあっても、甥っ子からは珍しいことである。
 「実家を貸してもいいですか」、「好きなようにしたら」と返事をしておいた。私の持ち物、持ち家でないのに権利はない。
 私が18年過ごした家に他人を住ませるのは、甥っ子として気を利かせたのだろうが、空き家にしたままでは朽ち果てるだけである。
 実家が無くなる訳ではないが、好きな時、何時でも帰省できていたが、これからそうもいかない。他人が住んでいるので外から眺めるだけである。
 何時でも実家は身近にあったが、いざ、帰省できないとなると寂しいものである。先祖の墓は近くにあるので、これからしっかりお参りに行こうと思っている。
 田舎で借り手があるだけでも、有難いことであるが、天国の父母はどう思っているだろうか。お袋はなくなるまで94年間住んでいた。実家を守れなくてごめんなさい。