スローライフ

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     未明から降り出した雨音を、布団の中から聞いていると気分が和む。天気の移り変わりは人間の心を感傷的にしたり、華やいだり、生活に潤いを与えてくれる。
 車庫の掃除をしていたら、カタツムリがブロック塀にしがみ付いていた。これから寒くなって来たらどこで冬を暮らすのだろう。
 これから、冬に向かって寒さも厳しくなるだろうし、食べ物も少なくなるだろうし、冬眠でもするのだろうか。急ぎなさいと応援しても慌てる気配はない。
 殻は背負っていても、肌はむき出し、寒い冬を乗り切って生き延びて行くものだと感心する。毎年、庭や車庫に出没している。
 以前、庭木の下に、シイタケの原木を並べて、シイタケの栽培の真似事をしていた。芽を出すシイタケをかじっていたのはナメクジであった。カタツムリ進化したのがナメクジであるこを最近知った。
 カタツムリを眺めていると、「お前、ちょっと休憩しろよ」と呼びかけられているような気がする。焦ったり、取り乱したり、苛立ったりするよう動きはない。カタツムリに学ぶことはたくさんある。