野外学習

 第4回植物学講座は金峰山で野外学習になった。机上の学問でなく、実際現地で植物を手に取って生きた学問である。居眠りすることもなく、野山が学習現場なのである。
朝5時にアラームをセットし、寝過ごすこともなく炊飯器を点火、おにぎり、ゆで卵、、簡単なおかず、果物を用意、山登りで手慣れたもので、苦にならない。

 金峰山登山口に10時集合の20分前には到着した。高齢者は時間ギリギリに駆け込むことはない。16名の参加者はすでに集合してワイワイガヤガヤ。
室内学習では男性参加者が5~6名いるが、今日はどこを見渡しても男性は私一人である。女性ばかりの参加者、女性は何事も積極的で、健康長寿になるはずである。
 
 金峰山の登山道を植物を観察しながら、女性講師の説明を聞く、質問をする、これこそ生きた学問である。私はいい加減な生徒だから、右から入った説明は左から抜けてゆく。昼食だけは我先に平らげる。
久しぶりの野外活動はさすがに疲れた。万歩計を観ると18000歩を超えていた。勉強は身につかなかったが、山の空気を胸いっぱい吸い、歩き回り、長生きには役立ったと確信している。