ゴールデンウイーク、太陽の輝きが違う。世界が、宇宙が眩しい程光っている。沢木さんの言葉じゃないが、グズグズしている場合でない。山は待っている。
まとまった休みが取れるのはゴールデンウイークである。この気候は山登りに一番適した季節である。
休みが取れなかった昔でも、ゴールデンウイークは特別であった。多くの若者がアルプスや有名な山々におしかけた。遭難の記事が新聞を賑わしていた。
もう日本アルプスや海外の山に挑戦するには十分ん齢を重ねているが、近在の山にはまだまだ頑張れる。
金峰山、俵山、倉岳、阿蘇五岳、等々、思い出すだけで心がワクワクする。頂上を極めた時、途中の苦労やきつさは吹き飛び爽やかさだけが全身を駆け抜ける。
今日から５月、月は改まり、太陽は明るい光を放ち、希望に胸が張り裂けそうになる。齢を重ねたと言って心まで老けることはない。心は自由である。
