ちゃらんぽらん

 近頃の私はちゃらんぽらんな生活をしている。楽しんでいる。元来私はちゃらんぽらんな性格である。洗濯物は2~3日片づけないで平気でいる。掃除は見えるところだけは奇麗にしている。
何処からこんな性格になったかといえば、気づいたときちゃらんぽらんになっていた。真面目な親父の一生からの反発かもしれない。

 ちゃらんぽらんでも76歳まで何とか生きてきた。こんな性格でも天は見捨てはしない。几帳面でないと世渡りできない仕事を天は与えてくれた。
ガソリンスタンド、プロパンガス販売、ちゃらんぽらんでは、1日ももたない。仕事だから、食っていけないから、真面目にやるしかない。
 
 家族を持つことは、養うこととは、自分の都合に合わせるでなく、仕事に合わせなければ成り立たない。さすがの私も、生きることでは真面目だったのだろう。
四六時中気の休まることのない仕事から、解放され、今は天国である。ちゃらんぽらんの生活をエンジョイしている。人生の締めくくり、仕上げの段階で自由を大いに享受している。