熊本大学植物学講座

 県内は冬型の気圧になり、平地でも雪が積もると注意を促している。今日は2カ月1回の熊本博物館植物講座の最終日である。
今日は熊本大学薬学部薬用植物園の渡邊先生を講師に招いての講義である。博物館に着いたとき、予報通り雪がパラついてきた。南国熊本で雪が舞うことは珍しい。正面にそびえる金峰山は雪雲が覆っていた。

 講義の内容は身近にある植物、薬用植物の紹介から始まった。ドクダミ、クズ、ウンシュミカン、田舎では常備薬として重宝していた。
現在はチョット具合が悪かったら、病院のの世話になるが、私の少年時代は、野山にある薬用植物の世話になるのが当たり前の暮らしであった。

 植物が主成分の漢方薬は副作用がほとんどない。体にやさしい薬である。風邪をひいたとき、お腹を壊してぐったりした時、葛湯を飲ましてくれた。
梅干しの黒焼きをを茶で煎じてくれた。それがよく効いて医者にかかることはなかった。今日は渡辺先生の講義を聞いて、植物の偉大な力を再認識した。