読書週間が始まった(10月27日~11月9日)。現代の学生は本を読まなくなつている。受験に役に立たないからの理由だそうだ。
我れ我れの学生時代は、受験に役立つから読書が奨励された。本さえ読んでいれば立派な人間に成れるし、世間に通用する人間に成れると信じていた。
画面をタッチすると、たちどころ疑問に答えてくれる。高校、大学受験には、辞典を引いたり、メモしたりするのは面倒くさく、受験には間に合わない。
暗記、受験技術を身につければ、表面上の知識を幅広く会得すれば、有名大学に合格して将来が約束される。
高学歴だからと言って人格者とは限らない。本さえ読め深い教養を身につくとは限らない。本を読まない、スマホやパソコンで用が済む。本を読まない現代は、私には馴染めない。
今年の読書週間の標語は「この一冊にありがとう」。私は読書の量が極端に少なくなった。読書すると、感動がついてくる。つまらなかったら、また一冊探せばいい。