くじゅう連山

自然相手の登山は絶好の登山日和に恵まれることは稀である。良い天気だから直ぐ出掛ける訳にはいかない。予め計画して、登るのは運任せ、天任せである。雨風強ければ中止、小雨でも断念する。

先日、扇ヶ鼻登山は絶好、この上ない登山日和であった。チョッと寒いぐらいで、風はなく、空気は澄、雲一つない青空が広がっていた。私のくじゅう連山登山歴でこんな素晴らしい天気に遭遇したのは初めてである。

久住山(1787m)、赤川コースからアタックした時は、途中、土砂降り、雷に見舞われ、命からがら、這う這うの体で逃げ帰った事もある。
自然は気まぐれ、今回のように、優しい自然に包まれたのはラッキーと言うしかない。空気が澄んだ扇ヶ鼻の頂上に立つと東に久住山、北に中岳、星生山、三俣山、西に猟師山、涌蓋山が望まれる。山好きにはたまらない。

くじゅう連山で最高峰は永く久住山と思われていたが、登山客の指摘で測り直したところ、中岳(1791m)になったと法華院の主人に聞いたことがある。