啓蟄

 経済が活発である。「東証が初の4万円突破」、と熊日の一面を飾っている。景気のいい話であるが、庶民に実感がないのが問題である。
人も物も動き出したが、山や草原もこの温暖化で賑やかになっている。今日は啓蟄である。異常な温暖化で草花は芽を出し、虫たちも早く目覚め穴から出てくる。

 温暖化で人間の動きが活発になってバブル期の株価を上回る、最高値を記録したのが温暖化の影響でないのは当たり前だが、そう思いたくもなる。
今年は、温暖化にも関わらず、私は冬眠、穴籠りに入っていた。視野が狭くなり、自家用車の運転が気が進まなくなった。

 田舎に住んでいると、車なしの生活は考えられないが、いつかは車を手放す時期は来る。事故を起こしてからでは、手遅れである。
春になると、人は希望に満ちて活気が出てくる。動物、昆虫も穴から出てきて、地球は生命が輝いてくる。