絶好の山登りの季節になった。秋は暑くもなく寒くもなく、今から絶景の紅葉を楽しむことができる。根っからの山好きは暑い、寒いなど気にしない。私は暑いのが苦手で今年は猛暑の夏に山に登ることはなかった。
しかし、山は軽んじてはいけない。「同行者が動けなくなった」と警察に通報があった。山で注意しなければならないのが低体温症である。
栃木県の朝日岳(1896m)で男女4人が低体温症で亡くなった。大した高山でもなく、ベテラン登山家が亡くなるなんて信じられない思いである。
登り始めは穏やかな天気で、途中で天候が急変したのである。一緒に登った男性によると、「強風で、岩ははって歩いた」と救助隊に話している。
私は近在の山を登っているが、雨が降らない限り、天候はあまり気にしたことはなかった。60代後半から70代後半の我々と同じ年齢の登山者4人が亡くなった。
山好きが山で死ぬのは本望だろうが、関係者に迷惑をかける。今度から山登りには、慎重な上慎重を重ね、山登りを楽しみたいと思っている。過信は慎みたい。