秋雨

 久しぶりの雨だった。私の感覚からすると、今年の熊本は雨が少ないような気がする。他所では1時間に100ミリの豪雨だったり、ゲリラ豪雨、線状降水帯のニュースが頻繁に流れている。
大雨のニュースの割には、熊本には雨が降らなすぎる。今まで雨を待ち望んでいたが、よりによって連休に雨が降るなんて、世の中はうまく運ばないものである。

 私が雨を気にするのは、台湾の半導体企業TSMCが、我が町に工場立地したからである。半導体製造には毎日地下水を大量に汲み上げる必要があるからである。
地下水涵養に、田んぼに水を張ったりして、工場で使う水の確保に躍起になっている。なによりも、雨が降ってもらわないと根本的な解決にならない。
 
 日本政府支援の大型投資で街は賑わい、活気づいているが、生きていく上に一番大事な水が枯渇しては何のために誘致したのか、意味がない。死活問題である。
洪水を引き起こすような、豪雨は御免こうむりたいが、連休だから晴れて欲しいと言う気持ちになれない。未明からの雨は大地を湿らす程度だった。秋雨だ、濡れて帰ろう、マージャンから!!