「人は何故山に登るのか」、「そこに山があるから」、言い古された言葉だが。「なるほど」と、頷くしかない。当たり前の言葉だが哲学的である。因みに英国の作家がつぶやいたそうである。
私が登山を始めたのは55歳過ぎたころである。それまで19年間バトミントンに熱中していた。個人競技と言うより、団体競技に近い。趣味の会ハイキングクラブに入会した。
仲間と登っても、一人で楽しむことが出来る山登りに出会った。登山なら、他人に気兼ねすることなく楽しむことが出来る。
当初は何もかも珍しく、山の本を見たり、ベテランに聞いたり、そうすると欲が出るもので山への憧れが強くなった。
60歳で仕事を辞め、本格的にハイキング、登山にのめり込むようになった。四国遍路、富士登山、近隣の山々に登るのが無償の楽しみになって、現在に至っている。
何故、「山に登るのか」と自問すると、「そこに山があるから」と英国の作家の言葉に行き着く。いつまでも登り続けたいと思っている。山がある限り!!