移住促進

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幾つになっても実家は恋しいものである。祖父、父母、兄弟、家族と18年間一緒に生活したのだから当然と言えば当然である。

いよいよ今月から、他人様が実家に住むようになる。これから正月やお盆に気軽に帰省できなくなる。先祖の墓参りは出来ても泊まる訳にはいかない。
山都町は17年間で人口が26%も減っている。このままでは過疎化に拍車がかかる。山都町では、人口減を少しでも抑えるため空き家バンクを設立、移住促進をしている。
実家を空き家バンクに登録して、めでたく賃貸人が決まったのである。賃貸人はアメリカ人と大和撫子カップルである。

実家は純日本式家屋である。アメリカ人との契約はしっかりしていて、細かいところまで注文が多い。台所は除いて、全て畳張りだったが、全室フローリングに替え、荷物は一つ残らず運び出した。
思い出の品は何一つ残っていない。感傷的な気分にひたることなどとんでもない。新しい生き方にチャレンジして想い出を作りたい。