一の峰、二の峰の登山ガイドには鉄塔ルートなるものガイド文にはない。登山仲間で勝手につけたもので、ロマンがある。
一の峰二の峰、手軽に登れる山だが、山は山で侮ったら痛い目に合う。最初はなだらかで、鼻歌交じりで登れるが、途中急峻な岩場が待っている。
足を踏み外すと、谷に真っ逆さまに事態になりかけねない。用心に用心を重ねすぎリことはない。ゴツゴツした岩場で立ち往生することもしばしばである。
朝出掛ける時、北アルプス、槍ヶ岳で落石による遭難事故が大きく報じられていた。一の峰二の峰も岩がむきだし、地震が来たらひとたまりもなく命を落とすだろう。
登山は危険と隣り合わせである。気象条件を確認し、ゆとりを持った、計画を立て仲間と一緒に登るのが安全である。
初めて挑戦する鉄塔ルートは、ワクワク高揚感はあるが慎重の上にも慎重を期し、安全が最優先である。提案した責任がある。
