梅雨

 梅雨入り宣言はまだないが、6月7月は梅雨の季節である。豪雨災害もこの時期が多い。最近梅雨でも記録的な大雨が頻発して災害列島と言われる所以である。
今朝、ラジオ体操が始まる直前、北陸能登半島地域で震度5強地震が発生して人々を不安にさせている。「天災は忘れたころにやって来る」は通用しない。

  熊日俳句大会で天賞に選ばれた頓田スミコさんは、凄かった熊本地震のことを題材にして詠んでいる。俳句は自然を対象に詠むと思っていたが、自由のようだ。
それでも、大地震の最中に、「五、七、五」の俳句が浮かぶなんて素晴らしい。どんな時でも心の余裕を持つことだし、穏やかな心を保つことである。

 「まなうらに地震に失せたる雛飾る」が、天賞に選ばれた頓田さんの句である。私はこの句を本当に理解していないが、心強い句である。
私がこれから心を表現する句をやりたいと決まっていないが、ペンと紙さえあればいつでもできる、限りなく広くて、深い世界を追求したいと思っている。