寂しかった僕の庭に花を咲かそう

 金曜日の夜から本格的な雨になった。屋根を叩く音が大きく響き、乾いた大地に潤いを与えてくれた。
庭を眺めると、先日西原から買い求めた花々が貧相に思えた。
本降りの雨の中、庭の花たちが寂しそうに、もっと仲間たちを増やして欲しいと訴えているようだった。家の中は一人で寂しいのに、庭まで寂しくては、幸福の女神は寄り付かない。

 庭が寂しく思えるようになったのは、歳のせいかもしれない。昨年までは10鉢植えて満足していたのに、今年は貧相に感じる。
庭の広さに応じて、センスを重んじていたが、今年は何が何でも庭は賑やかでなけtレばと方針を変えた。人さまがどう思うと、賑やかな見栄えにした。

 10鉢買い足して、庭に植えた。植えてみると、確かにゴチャゴチャしているが、賑やかになったことは確かである。本格的な雨の後、花苗もしっかり大地に根付いてくれるだろう。
寂しかった僕の庭が明るくなった。花よ花よ、寒い冬、僕の目を楽しませておくれよ!!