梅にウグイス

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 午前中は曇っていたが、午後から太陽が顔を出し、暖かくなった。梅の木は、昨日の雨で、一斉に咲き始めた。花を愛でるために植えた訳でないが、純白の花は清々しい。
 梅に鶯、庭の梅にはウグイスは一度も訪れたことはない。2~3年前までメジロが蜜をついばみに来ていたが、今年はまだみない。
 梅に鶯と詩に詠まれているが、昔は庭にウグイスが訪れていたのだろう。生活と自然は一体で、優雅な暮らしが推し量れる。
 現在地に45年前引っ越して来たが、回りは原野、畑で、数軒の家しかなかった。現在どうだろうか、周りは住宅、ビルが立ち並び、ウグイスの影もなく、メジロはどこに行ったのか?
 2月初めから梅の花が、ぽつりぽつりひらきはじめ、春の気配が伝わってくる。花の香りは強くない。私は梅の花の匂いをかいだことはない。
 文化、文明が発達して、生活は便利になり一見幸せそうであるが、精神的な豊かさは、梅に鶯が死語にならない様な社会であると思う。