ライオン.25年目のただいま

 山友とは趣味が合う。登山は勿論だが、料理、読書、映画、もろもろほとんどが趣味が一緒である。一つだけどうしても合わない事がある。それはお酒だ。山友はアルコールは一滴も口にしない。
酒が飲めない山友は皆から重宝されている。酒は飲まなくても、酒席、や宴席でワイワイ、がやがや談笑するの厭わない。帰りはそれぞれの家まで送ってくれる。

 今日は市立図書館主催の映画会に誘われた。有難い!!名作を無料で鑑賞できるなんて、願ってもない事だ。目を皿にして名作に浸りたいものだ。
「ライオン.25年目のただいま」は、アカデミー賞にノミネートされた話題作である。こんな話題作が地方の図書館ホールで鑑賞できるなんてラッキーとしか言いようがない。

 この作品が何を言わんとするのか、さすがアカデミー賞ノミネート作だけあって、人生とは、人間とは、考えさせられる設定になって見事である。
幼少時代に育った環境は強烈な印象を与える。貧しくとも人間ドラマがある。幸せは天から降ってこない。自分からつかむものである。示唆に富む作品に仕上がっている。