青葉雨

 午後から雨の予報だった。たまった洗濯物は早めに洗濯すればぬれずに済むだろうとの見通しは甘かった。折角干したのに、干した先から小雨がパラついてきた。
雨が降るたびに、木々の緑はみずみずさを増し大いに結構だが、家庭を守るためには晴れて欲しい。この時期の雨を青葉雨と言う。

 青葉雨を見越して、ブロッコリー青じそを植えていた。しおれていたブロッコリーは青葉雨を受けてミルミルうちにしゃんとしてきた。
ジョウロからみずをかける水よりも、天から降る雨には適わない。自然とは素晴らしいものだ。雨を天からの贈り物で、何物にも代え難い。

 雨の降る前に、庭に植えていた、小梅と大梅の収穫を試みた。梅の収穫にはまだ早いと思いつつも、掃除のたびに梅が転がっている。
小梅の収穫はゼロ。大梅はかろうじて2kgの収穫があった。我が家の庭で実を付けた梅は格別の味になるだろう。梅ジュースにして食卓をにぎわすだろう。