想い出したくもない熊本地震だが、新聞、テレビ、ラジオが盛んに触れているので否応なく5年前に引き戻される。
地震はいきなりやって来た。前触れもなく、震度7の地震がそれも2度やって来た。一度ならずとも二度である。
地震が襲った瞬間、、大袈裟であるが、この世の終わりであると咄嗟に思った。地震のすごさは今まで経験したことのない大揺れに揺れたのである。
苦労してやっと建て、ローンは終わったばかりの我が家は崩落してしまう。生活基盤を完全に失う、これからどうしようと恥ずかしながら我を失った。
瓦は」吹き飛び、壁は崩れ、家の中はメチャクチャ、足の踏み場もない。地獄のような光景を想い出したくもない。
現実に起こった地震を忘れたいが、忘れようにも忘れられない。ただ救いなのは、国道57号線、豊肥線、阿蘇大橋、それに熊本城が目に見える形で復興復旧していることである。
すこしずつではあるが、地震の事を語れるようになった。