熊本地震ー6年

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6年前の4月14日、夕食後、テレビお観ながらリビングでくつろいでいた。それは忘れもしない9時すぎ、突然床が揺れだした。床が回りだした感覚だった。
苦労して建てたマイホームだが、もうこれで終わりだと思った。本棚は弾むように動くし、食器棚から茶碗類が転げ落ちる。地獄絵図とはこんな風景だろう。

余震があるし、家がつぶれたらひとたまりもなく押しつぶされるだろう。ひとまず近所の空き地に避難することにした。
空き地には、不安に駆られた近所の人が三々五々集まりだした。お互い地震の恐怖を語りながら余震の収まるのを待つていた。

余震は収まることはなかったが、家の被害は軽微で済んでいた。ところが、16日未明の地余震が本震を上回ったのである。

余震が本震を上回ったのが致命的だった。屋根瓦は飛ぶし、壁は崩れる、家は半壊になった。わが生涯に色々あったが、熊本地震は最大の出来事であった。こんな経験は2度としたくない。思い出したくないが、阿蘇大橋を通る度よみがえってくる。