黒木の大藤

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  例年よりも春の便りが10日以上早く来ている 。梅、桜、然り、シャクナゲ、それにタラの芽、フキノトウもがぼやぼやしていたら、口に入らずじまいになるはずであった。
 山友から、黒木のフジは5分咲きと聞いたのは一週間前だ。ゆっくり構えていたら、黒木の大藤を見逃すことになる。
 やはり、日本一の黒木のフジをみないことには、素通りした春を過ごしたことになり、後悔することになる。何が何でも見ないことには気が収まらないのである。
 山友誘って山登りならぬ、花見に出かけた。昨年も出かけたから、自信たっぷり運転していたら、道に迷ってしまった。花見の風流気分は一気に吹き飛んだ。
 高齢者は、楽しみたい一心で、厄介なことや、面倒なことは願い下げなのである。私の鼻っ柱は、無残にも崩れたのである。
 しかし、黒木の大藤は満開で見事であった。しょげていた私は、これぞみよがしに、鼻高々に広いフジ庭園を案内した。