栗ごはん

 

f:id:sin0501:20200910151648j:plain

f:id:sin0501:20200910151527j:plain

  私は食べることに貪欲である。貧乏だったせいでもあるが、田舎の山奥で育ったことが
影響している。山奥はごはんと味噌汁だけは腹いっぱい食べられる。
 だから、都会の食事は何時でもご馳走に思える。ついつい食事の箸がすすむのである。
それでも、季節の変わり目に、旬の材料を使って食卓に料理が載ったものである。
 しかし、その料理はあくまで田舎料理の炭水化物を使ったもので、若い時の私には
満足のいくものではなかった。
 友人から栗の差し入れがあった。栗は秋の旬の食べ物で、今年初物である。早速、
栗ごはんが頭に浮かんだ。食いしん坊ならばの発想である。
 美味しいものを食べるにはそれなりの努力はついてくる。その手間を渋っていては 
胃袋を満たすことは出来ない。
 栗の皮を剥き、一口大にして、そして塩少々炊飯器に放り込めば出来上がりである。
シンプルな料理で季節の香りがする絶品な味になる。初物、75日は長生きする