秋分の日

暑さ寒さも彼岸までと昔の人はよく言ったものだ。温暖化の影響は有っても季節は巡る。風呂から上がってもクーラーの世話にならなくても済む。
あんなに蒸し暑かったのが嘘のようだ。寝苦しく、なかなか寝付けなかったが、直ぐ寝入ってしまう。

彼岸の中日、宗教心のない私でも仏壇に手を合わせ、先祖に感謝し、家族、友人の安全をお祈りする。神棚にも同様にお祈りする。
一人になってよく台所に立つようになった。進んで料理をするようになつたのでないが、
男が包丁やフライパンを使うのは普通になっている。

我々が育った時代は戦後民主主義は定着していなかった。「男子厨房に入るべからず」に、薫陶を受け祖父母に育てられた。料理や台所仕事は女性の領分であった。
食事しないと死んでしまう。料理をしないと生きていけない。男も厨房に入るべきでああるに世の中は大きく変わった。秋分の日、先祖は下界のわたしをどう思っているだろうっか。