彼岸の入り

 暖かい朝を迎えた。一枚追加していた掛布団をっ蹴りだしていた。先日まで寒い寒いとなげいていたのが噓のようだ。
今日は彼岸の入り、春分の日はすぐそこだ。暖かくなるのも当たり前である。工場の周りに足柄桜は満開になっている。

 生まれてからこの方、無宗教で通していたが、連れ合いの死をきっかけに、いとも簡単に仏教徒になった。神道の家系の息子を、あの世で先祖が嘆いているに違いない。
信教の自由を学校で習ったが、私が直面するとは思ってもいなかった。仏教も神道も厳しい戒律はないから、今までの暮らしを続けている。

 今年のアカデミー賞は戦争をテーマにした作品が受賞している。ウクライナガザ地区では悲惨な戦争が勃発し、今も続いている。
イスラエルハマスの戦争で、戦時下でもパレスチナ問題イスラム教の戒律を守っている。戦争には宗教問題が絡んでいる。宗教問題は一筋縄ではない。