バブル再来

 ワイドショウを観ていたら全国ネットで気菊陽町の紹介があった。TSMCの進出がひきがねになって、菊陽町がバブルが起きていると司会者がまくしたてた。
人口は増えるし、土地の値段うなぎ上り、人手不足で時給は東京より高い、雇用は売り手市場、お店もホカホカである。

 何かいい事ばかりのようだが、副作用もある。交通渋滞、家賃の高騰と人件費の値上がりで零細商店は店を閉めなければならない。
我々住民も、固定資産の値上がりで、出費はかさむ。これから先、治安も心配である。半導体産業は半端でない大量の水を必要としている。

 元気な街は住んでいても、面白いし、これからの街の発展にも興味がある。その一方で衰退している町、村もたくさんある。平等に活気のある町や村になって欲しいが、簡単でない。
株価が34年ぶり、バブル期を超えたと新聞の一面に踊っている。好景気になるのは歓迎だが、インフレで被害を受けるのは年金生活者である。なんでも表と裏がある。