オーイ!!蒲島さん

 

 水俣病訴訟、控訴、「熊本県知事蒲島さん、そりゃーないよ」、「蒲島さん、あなたはどっち向いて政治をしているの」と言いたい。ハーバード大学卒業して、東大大学院の教授を歴任して、経歴は申し分なく素晴らしい。
高校は地元の高校を牛乳配達して、成績はビリから2番目、自伝に詳しく述べている。立身出世で故郷に錦を飾り、庶民派の知事と期待していた。

 水俣病訴訟で賠償を命じた地裁判決、高齢の原告128人は、これで今までの苦労が報われたと胸をなでおろしていた。
日本は三審制で、地裁で判決が出ても、上級審に審査を仰ぐことはできる。敗訴してから、「科学的知見と相違」と国が控訴するのは、メンツがあるからだろう。
 
 しかし、地元の熊本県は控訴すべきでない。国に従って控訴するのは情けない。私に蒲島知事はもっと骨のある人物だと期待していた。
ここは蒲島知事はもっこす精神を発揮して、水俣病患者に寄り添って、国とは違う意気込みを示して欲しかった。庶民派知事の真骨頂を全国に示して欲しかった。