雁回山

山友のSさんの故郷の山、雁回山に登りたい願望日増しに強くなっている。御年96歳のKさんの念願をかなえてあげたいと仲間は皆思っている。
登山の機会をうかがっていたが、日程が合わず延び延びになつていた。しかし、どう考えても高齢者のKさんの雁回山登山は無理だと断念することになった。

其れならば、せめて雁回山の登山口周辺を散策することにした。昨日は真夏日の37℃を越す猛暑日、雁回山を熱望されたが諦めてもらうしかない。
たまたま麓の木原不動尊の28日例大祭にぶつかった。木原不動尊は県下の名刹でKさんは幸運を喜ばられ、勇んで参拝した。

宇土の小袖餅を所望されていたが、境内の出店で小袖餅が売られていた。子どもの時から好きだつた小袖餅が手に入り重ねての幸運を感謝されていた。
青春時代のKさんの故郷を車で通り過ぎただけであったが、懐かしがられ感激されていた。小さな親切であったが、爽やかで爽快なきぶんになった。