おふくろ

明日は、「母の日」である。母が亡くなって何年になるか勘定したことがない。つい先日に亡くなった感覚でいる。何時まで経っても子供のままである。
よくよく調べてみると母が亡くなって26年になる。亡くなって、4半世紀になるのに今にも、「元気か!」と飛び出してくるような気がする。

母は一人娘で,養子を迎えている。祖父は教師で祖父の教え子と結婚して幸せな家庭を築いている。
母は働き者だつた。子育ては祖父や祖母に任せ暗くなるまで農作業に精を出していた。授業参観に母親が来ることはほとんどなかった。小学校高学年でも、特に低学年では泣きたい気持ちを抑えていた。

授業参観で教室に母親の姿を探して、後ろを振り返るるのは切ない思いがある。我が子にはそんな思いをさせたくないと連れ合いと話し合っていた。
親父が亡くなってからは、母は仕事を止め自由に生きてきたようだ。好きな本を読み、友達と好きな温泉や旅行に出掛けていた。我等、子供たちは皆普通に生活してきた。母は幸せ者である。