挽歌

7月盆、8月盆、新盆と旧盆とも言う。私が育った山都地域あ8月盆である。生活習慣は地域によって、7月盆だったり8月盆だったりする。
先祖の魂が帰ってくるお盆は、宗教心がない者でも、お墓や仏壇に手を合わせるから不思議である。

先日、亡くなった連れ合いの友人が訪ねて来た。死亡したことを始めて知って驚いたことを述べられた。家族葬は身内でひっそり執り行うもので、非礼を詫びた。それでも亡くなって4年近くなって線香を上げに来るとは殊勝な心掛けである。
今日は娘が嫁いだ先の義母がお参りに訪れられた。お盆になると仏壇に手を合わせ、故人を偲び供養する優しい心である。有難いことだ。

孫娘の近況を尋ねると、上の孫娘も、下の孫娘も元気に大学、高校に通っている事を聞き何よりである。健康で楽しい学園生活が送れることを願っている。
2人並んだ、孫娘の写真を持参され、溢れんばかりの若さと、キラキラ光った表情が眩しい。一家の安全を祈る。