私の夢

人は夢、希望がないと生きていくことが出来ないと言われている。夢や希望は生きる意欲を与えてくれる。
生きる意欲を失うと、畳の縁や敷居につまずいて転んだりする。生きる意欲を失うことは、夢や希望がないと同義語だとも言える。

私の夢はどうだったろうか。小中学生の時、野球選手、高校の時は、学者、会社の社長、大学の時は先生、大人になったら、幸せな結婚、マイホーム、子育て。
成長するに従い、夢は変わって来た。段々小さくなり、現実的になって来た。私も夢や希望がなかったら、潤いのない人生になつて、すでに鬼籍に入っていたに違いない。

まがりなりにも、夢や希望があったらこそ、毎日風呂に入り、三度の食事をして元気に暮らしている。
問題は75歳になった現在である。私の夢や希望をもって生活しているだろうか。今まで生活してきたし、惰性で生きているような気がする。人間は動物とは違う。5~10年の人生である。夢探しに、人生の終わりがない。