大雨特別警報

東北、北陸、大雨が続いて大雨特別警報、緊急安全確保が発令された。山形には後輩が、石川の小松には甥っ子が暮らしている。
普段は連絡とり合う事もないが、緊急事態、電話の連絡一本ぐらいしなくてはと安否を尋ねた。日頃のご無沙汰を詫びながら、後輩の無事を喜び合った。

甥っ子にも何かないと連絡することもはない。家は大丈夫か、家族は無事か、矢継ぎ早に質問すると、「住んでいる所は高台で浸かることはない、心配いらないよ」とぶっきらぼうに答えた。
叔父さんが心配して電話をかけてくれたのだと、解ってくれればいいのだ。長男で山都の実家を離れ、見知らぬ石川の地に居を構え、暮らしている甥っ子を誇らしく思えた。

山都の現況、私の暮らし、次から次へと話題は尽きない。言いたい事の半分も伝えられなかったが、耳の痛い話をして、うるさい叔父さんにはなりたくない。
思わぬことで、後輩や甥っ子と話す機会があった。人間は独りでは生きてゆけない。会話を面倒がらず、連絡を取り合いたいものである。