死の道程

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文藝春秋の発売日である。石原慎太郎は2月1日亡くなった。余命宣告を受けて書いた絶筆、「死の道程」が文藝春秋に寄稿されている。
どうしても読みたくて発売日が待ち遠しかった。運動を兼ねTUTAYA迄歩いて行くことにした。帰ってスマホを見ると13000歩表示されていた。。

すい臓がんで余命3ヶ月の宣告を受けてた石原慎太郎がはどう思ったり、どう行動するか、我々小市民と、どうちがうのか興味は尽きない。
遺稿「死の道程」は、死の宣告を受けて書き始めている。体力的に限界が来ているのに、作家魂は死ぬまで衰えることはない。

文藝春秋社の特別な計らいで、太字で6ページにまとめられ、読みやすいレイアウトに仕上がっている。死ぬ間際なのに、文体は乱れることなく、文学的にまとまっている。

「死と言うものは私的なことであり、死は私だけのものである。誰にも邪魔されない。私は誰はばかりなく完璧に死んで見せる」。作家慎太郎の真骨頂である。