不登校

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梨の古木(樹齢450年)

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 コロナ禍、学校に行けない、行きたくない児童、生徒が大幅に増えた。我々の時代もいるにはいたが、ごく稀な現象であった。
 学校に行きたくないと言おうものなら、親から猛烈に怒られ、尻を叩いてまで学校に送り出されていた。問答無用の処置である。
 世の中が豊かになり、基本的人権が段々尊重されると同時に、閉じ籠り、不登校が増えたような気がする。
 豊かさと、不登校が関連あるかどうかは知らないが、強制的に登校を強いたばかりに自殺に追い込まれた児童生徒は後を絶たない。
 学校に行くことを絶対視する風潮は変わりつつある。学校ばかりが世の中でない。家庭で勉強したけりゃ無理していかなくてよい。学校ばかりが世の中でない。
 エジソンだって、ワシントンだって学校からはじき出されている。多様性が人間の能力を高めてくれる。みんなと同じでなくてもよい。変わり物ぐらいで丁度いい。