長者原

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 予報は午後から雨だった。今年の梅雨は線状降水帯の居座りで各地に
大雨をもたらし、土砂災害、洪水被害が頻発した。
 熊本県の被害は甚大であった。梅雨であって梅雨らしからぬ梅雨であった。
毎日の雨は鬱陶しいく、それにもまして、50年、100年の一度の雨には
往生した。
 家に籠っていると、山が恋しくなる。少々の雨なら梅雨の晴れ間を見計ら
って、例年山に出掛けていた。
 しかし、今年の梅雨は尋常な降り方でなかった。バケツをひっくり返したよ
うな、滝のような雨だった。
 これでは山に出掛けようとしても、断念するのは当然である。ずっと外出を
控えていると、ますます山への欲求が強くなる。
 午前中は、晴れの予報の合い間を縫って、山友とくじゅう連山、長者原方面に出掛けた
久し振りの山との出会いは、憂さ晴らしになったようだ。