今年は花見の当たり年であった。花見と言えば桜サクラだが、古代は梅花であったらしい。しかし梅の花の時期は寒いし、そして地味な花である。
宇城市の立岡公園、熊本城、菊池公園、それに高森の千本桜、書ききれない程サクラ詣でした。これではいつお迎えが来ても思い残すことはない。
花見がサクラに取って代わったのも頷ける。サクラは華やかだし、咲いて散るのもあっ言う間である。日本人の心情にピッタリ当てあはまる。
一年間365日、花を当てはめて、花にふさわしい言葉を飾っている。たくさんの花に、一つ一つに特徴が述べられているが、どれも趣きがある。
「返礼」、花には、似ても似つかない花言葉がある。我が家の庭でピンクの花をつけているハナミズキの花言葉が、何とも奇妙な「返礼」である。
アメリカワシントンにサクラを送ったお返しに、アメリカからハナミズキが送られてきた。だから、花言葉が「返礼」と決まったそうである。365ある花言葉はたいした理由はない。