花日和

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ハッと胸を突かれる景色がある。菊池千本桜は満開である。あでやかで、豪華で、満開のサクラは誰もが目を瞠る、桃源郷の趣きとはこんな場面であろう。
菊池のサクラは、3日前までは3分咲きの開花情報であった。昨日は朝から、まとまった雨で強風の予報が出ていた。月末がサクラの見頃だと予想していた。

花の命は短い。昨日の雨はサクラの開花を早める。絶好の花見のチャンスはそうザラにあるものでない。今年見逃すと、後何回花見ができるだろうか。高齢者は計算する。
太陽は輝き、空は澄み、清々しい空気の花見日和はめったにない。この機会を逃したら、感動がすり抜けてしまう。

大袈裟であるが、たかが花見であるが、後がない高齢者にとって重大なことである。一年一年がが勝負なのである。楽しみたいときに楽しむのである。
思い切ってサクラ見物に出掛けて正解であった。冥土の土産にしたいくらい素晴らしく、美しい景色が菊池の地に広がっていた。