ラーゲリより愛を込めて

 市立図書館で無料映画会に行って来た。毎回行く度に思うことだが、映写機が古い。公共の映画会でぼやけた画面でが開催されるのは職員の怠慢である。
同じ映画会をするなら、ちゃんとしたが映画会にして欲しいが、無料映画会なので意見が出しぬくい。

 今どきぼやけた画面で市民の意見が出ないのが珍しい。無料だから我慢してほしいとは時代錯誤である。貴重な時間をつぶしてきているのだから、お役所仕事の典型である。
文句を言ううようだが、良いものは良い、ダメなものはダメである。折角の名作が、何が何だかさっぱりわからぬようでは困ったものである。

 今日の映画は感動的な映画である事は、観る前から分かっていたが、画面が暗すぎるので、感動に没頭できないのである。
第二次世界戦のロシアによる日本兵のシベリア抑留問題で、過酷な収容所の生活は日本人は忘れないだろう。民族の恨みはイスラエルパレスチナ問題に投影される。民族同士の怨念は簡単に忘れられるものでない。