魂のメッセージ

5月18日が高田との最後の通話になった。魂のメッセージと大袈裟に書いたが、高田との会話は感動的な会話などなかった。他人様に聞かせるような話などしていない。
彼が亡くなると解っていれば、色々話す事もあったろうにと残念でならない。思い出そうとしても、たわいない、会話など思い出してもどうしようもない。

「焼酎はお湯割り、半々」「税金が高くなった」「税金が高い、それだけ収入があるからだよ、文句言ううなよ」、2人の会話は目新しい話題など何もない。くだらん話だが、延々1~2時間も続く。よくも飽きずに通話が続くものだ。
東京の学生時代の話も話題にのぼっていた。渋谷で居酒屋で安酒をあおっていた。懐が寒い私たちは、最後には高田を頼っていた。高田、佐久間、加島に私、夢があった。

高田はⅠ浪して受かった。予備校に通って自分の学力のなさを嘆いていたが、同感であったが、高田は青春を謳歌していた。
2人共地元に帰って仕事に就いた。お互い励まし合つて生きてきた。40年以上忘年会、新年会、旅行の幹事で差配してきた高田、感謝してもしきれない。ありがとう!!