アダマン号に乗って

 

人生が明るくなる作品、と熊日の映画紹介欄にある。「アダマン号に乗って」、ベルリン映画祭で最高傑作、金熊賞に輝いている。
アカデミー賞カンヌ映画祭でグランプリに輝いた作品はそれぞれ見ごたえのある作品で外れがない。

しかし、ドキュメンタリータッチの作品がどんな仕上がりになつているのか映画好きの私にとって見逃す訳にはいかない。
ドキュメンタリーに限らず映画亜は人生を豊かにする。ドキュメンタリーは有りのままの社会を映し出す。フィークションは許されない。

人生が少し明るくなる、難しい課題に挑戦する映画に興味津々。期待を胸に電気館の最前列で待ち構えていた。
正直に言うと、期待していたにもかかわらず、難しい、理解できない、居眠りしていた。いくらグランプリに輝いた作品でも居眠りはする。映画とはそう言ううものである。全て感動するものでない。確かに観終わって人生が明るくなったような気がした。