終始一貫

 


 新千円札が7月3日に発行される。新千円札の顔に熊本小国出身の北里柴三郎が登場する。熊本県出身者が新札に登場するとは、誇らしく、快挙である。
私と山友は、北里柴三郎が新札に登場することが決まった段階で、新しくなった北里柴三郎記念館にお邪魔した。北里柴三郎記念館には以前何度か行ったことがあるが、記念館が新しくなってから初めてである。

 以前の記念館は、この建物が細菌学者、ノーベル賞候補にもなった北里柴三郎のの記念館かと思うほどみすぼらしいものであった。
人物を建物で評価すべきでないが、あまりの扱いの低さは北里博士に失礼である。ところが新札の顔に登場すると、豪華な建物に変わっていた。

 展示物はデジタルを活用して、北里柴三郎を余すことなく紹介してあって、満足のいくものであった。
新札が発行されると、北里記念館に観光客が殺到するだろう。私はその前に記念館をじっくり見学したことをが優越感として、にんまりしている。