結婚記念日

 48年前、昭和47年5月1日が私たち夫婦の結婚記念日である。しかし、記念日を祝う連れ合いは、残念ながら天国に旅立ってしまった。

 毎年、長男夫婦と結婚記念日を祝っていたが、長男の仕事の都合で断念せざるを得なかった。長男夫婦とは結婚記念日は一緒である。

 昨日から、天皇退位、今日は新天皇陛下即位とマスコミはこぞって、令和の幕開けを報道している。本当に目出度い世紀の出来事である。

 しかし、庶民の私にとって、日本の世紀の出来事より、自分の身に起きた結婚記念日が何倍も大事な出来事である。

 結婚式前夜から降り続いていた雨が、当日の朝ピタリと止んで青空が広がった。特に、花嫁にとって、雨と晴天では雲泥の差がある。

 晴れの衣裳が冴えわたるのは、雨では台無しで、晴天であることは必須の条件である。写真館から結婚式場まで練り歩いたことは、記念日を迎える度に思い出している。

 今年は、令和を山で祝うことを計画していたが、中止になり、お蔭で、結婚記念日は静かに我が家で偲ぶことが出来た。

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