初秋阿蘇の大草原

 写真と文章がマッチしていない。それはデジカメを忘れた単純ミスからである。ミルクロードを駆け上がり、目の前に初秋の大草原が広がり、心のモヤモヤ、悩みがいっぺんに吹き飛んだ。 雄大阿蘇大自然を独り占めした感覚になる。秋の草花が咲き乱れ、咲き出したすすきの穂が風に揺られ様は目を瞠る光景である。  

 何千年も維持している阿蘇の大草原が雨水を吸い込み、熊本県民の喉を潤している。我々に心の平穏ばかりでなく、生命の源を担っている。 ミルクロードの地下にはトンネルが通って、阿蘇が近くなった。トンネルが開通したので、ミルクロードのすれ違う車の通行量は激減した。ミルクロードは絶好のドライブコースになった。

   北里柴三郎記念館は立派な観光コースになっている。入場料600円はチョット高い気もするが、その懸念はすぐ晴れた。現代のデジタル技術を使って、十分楽しめた。 北里博士の一生をくまなく説明してくれ、理解できた。記念館を出るときは、自分も学者になったような錯覚になった。若い時の苦労は惜しんではいけない。反省!!