師走

 子供の時は、時間が過ぎるのが、一年が経つのが長く感じられた。小学校の1~2年生の時は早く上級生になりたい、中学生の時は早く卒業したい、高校生の時は早く大人になりたい、、一年が長く感じられた。
一年を長く長く感じていた。12月になると、ご馳走が食べられる、新しい服が着られる正月が待ち遠しかった。早くこいこいお正月!!
 
 あんなに一年が長く感じられた青春時代、それがどうだろうか、高齢者になった現在時の流れが速すぎる。極端かもしれないが、正月料理食べたら、もう師走になっている感覚である。
「時間よ早く過ぎて」が、「時間よ止まれ」の心境になっている。このまま行くとあっと言う間に90,100歳になってしまう。ようやく世間がわかってきて、楽しみたい心境になって来たのに、このままでは早晩天国に直行することになりかねない。

 今日から師走、1年中で一番忙しい12月である。お坊さんが走り回る師走にななった。忙しいから早く過ぎるかと言えばそうでもない。
私のように暇を持て余してのんびり暮らしているのに、時間が、月日が経つのが早い。高齢者になると、忙しくとも、のんびりしていても時間が、月日が経つのが早いのである。新発見!!